- 436 松田拓弥より
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はいからな口唇
2006年5月 1日 11:33
いつもゆがんだ笑みを見せて いつもゆがんだ景色を見てる アメリカの夢 イギリスの霧 餓えた夢でメシを見る 餓えた瞳でメシを食う 外国が好きだからって それをマネてみたり ホコリまみれのサングラスも 照った陽射しを透かしてる 見知らぬ言葉を眺めることで その口唇がうらやましく見えたりしてる 自分の口唇をひとまわり舐めてみる 味噌とカネの味しかしない 煙草選びも“日本語以外”を手にとって ジッポも買ってオーバーアクション ハリウッドの看板だけを眺めてる 煙草を踏んだ自分の踵は焦げるけれど冷めてゆく 薄くても 厚くても いろんな言葉をしゃべりだす 人の心に探りを入れてかき混ぜて 見透かされた自分の心を隠すように なんでもかんでも飲み込んで なんでもかんでも吐きだして そこにできた はいから模様 そこに見えた はいから模様 小粋なことも言えぬまま はいから模様を眺めてる...
糸
2006年4月30日 23:59
僕の心から伸びた端は どこに結ばれるのかな? いくつの結び目ができるのかな? 今までにいくつできたかな? 途中でほどけたいくつかも数えて…… 僕らの関係を絆で結んだら 僕らの糸はどれぐらいの長さかな? 僕らの糸はどれぐらいの太さかな? 僕の糸は強いのかな? 自分だけじゃ何もわからないけど キミはいつも笑っててくれるよね 僕のわがままも独り言でも キミはちゃんと耳を傾けてくれるよね いつも一緒なんて思わないけど いつか一緒に ずっと一緒に歩けたら どんなときにも雪が降って 春に溶けても僕らのまわりであたたかく降り積もるはずだから これからもずっと一緒に歩いてゆこう 永遠を見つけられたら それはきっと永遠を信じれたことになるのかな? 信じることが あとから過去と呼べるようになるのかな? 不思議と僕はキミとのことを過去と呼べない それはキミと過ごす今が一番だから…… 僕だけじ...
煙のように
2006年4月30日 16:36
すべては煙のように…… 人生1つ、煙のように…… 意志1つ、煙のように…… 気持ち1つ、煙のように…… その日感じたこともまた1つ… 魂1つ、さまようことなかれ…… 煙のように舞い上がれ…… なにもかもが1つなら、 真実もたった一度きりならば、時とともに去りぬ。 煙のように、時もまた去りぬ…… 自信はある 漠然とした不安のように、自信も同じくらいにある。 それが、自分が追かけている【夢】というやつで、またその影かもしれない。 それもまた煙のように消えては浮かび、また消えては浮かんで、昼と夜でも見えるものが変化して、やがて煙がカタチとなり、また今日も煙草を吸うのではないかとさ。 そうだとさっ。 そう、すべては煙のように…… 自分の呼吸で形をつくる……...
手紙
2006年4月30日 10:44
うっすらと冷たい霧が煙る朝 季節の風に包まれて 舞い上がっては静かに重なるもう1枚と 初めて書いた手紙の記憶が結ばれて 褪せた季節が彩られてゆく まるで言葉を知ってるように枯れ葉が風にさらわれて 心のなかへとにじんでゆく 風が途切れて乾いた地面にそれが落ちてしまったのは その2、3行の空白に たった1つのすれ違いを知ったとき 小さな音が氷の上をひきずったあと たった1度視線をそらした瞬間に それは大きな風となって また枯れ葉は舞い上がった 季節はめぐる 水たまりのうすい氷が溶けてみれば そこはまた冷たい風にさらされるけど もう2度と凍りつかせることはない たとえ薄くてもろくとも 閉ざされた氷の下では ただの水さえあたたかい...
LADY
2006年4月29日 23:36
やわらかな曲線 空と海の隙間みたいに美しい 優しい口唇 紅いジュースをこぼしたように濡れている その奥を隠しながら透きとおる瞳 なにも見ずに風のように流れてゆく ちょっと他人のかおりが漂う髪 自分のなにを隠すか戸惑うように いつも生まれたてのようなにおいがする だけどその胸 悪魔のようになんでも抱ける もっとも美しく聡明な天使が地上へ降りて悪魔になったという 天の光で大地の影を大きくしたのか それともそれは男の偉業と言えるのか 闇夜に爪が突き刺さる いまだに【女】って字がうまく書けない いつもどこかバランス悪くて何度も何度も書きなおす いつか完成するのだろうか なにもかもが自問自答 いつか終わりがくるのだろうか 始まりさえもわからぬままに いつかすべてが見えるのだろうか 髪に隠れたピアスのように ちょっと年が上ってだけで、それだけやけに気にしてたろ? なにもわかっちゃいないん...
真夜中の恋人
2006年4月29日 13:01
ひさしぶりに強くて熱い陽射しを浴びた。 でも、あなたのためにこの陽射しを浴びなければならないのなら、僕は、夜と孤独を選ぶ。...
合図
2006年4月28日 18:58
合言葉は「ムリしない」 ぼくは憎まれたって構わない。 誰かが笑ってくれればそれでいい。 ぼくはムリしたって構わない。 みんなが笑ってくれればそれでいい。 どうしたってムリしちゃうから笑ってほしいときもある。 どうしてもムリできないときはみんなで笑っていてほしい。 誰かが、みんなが笑ってくれれば、それはぼくのムリじゃなくなるから。 笑っていてくれればそれでいいんだ。...
It's me, It's you
2006年4月28日 13:34
ひとりぼっちじゃ生きていけない…… 孤独を愛するって殻に覆われてるだけなのだから…… それが僕……そして、君も。...