一緒に過ごした時間よりも
出逢うまでが長かった僕たちだけど
君と過ごせた時間が
どんなひとりの季節よりもずっとずっと長かった
桜の花が散るころに
僕らはそこで出逢って
同じ色の花びらの上
そこから二人で歩きだした
次の季節に迎えた日々で
強くにぎった手と手も
ちょっとぎこちなくなったけど
今度は強く強く抱きしめた
愛色季節を重ねるたびに
君への想いも深まって
君が伸ばしたその手のひらと同じように
季節の木の葉も頬を染めてく
あの日言葉に変えた僕の気持ち
その夜明けの景色を変えた雪のように
君の心にずっとずっと降り積もればいい
君のリングに触れるたびに感じられた
優しく冷たいそのぬくもりのように
愛色季節を重ねてゆくたび
僕らは変わらぬ約束を
“また変わらぬ季節を繰り返そう”
また君と変わらぬ季節を繰り返そう
そう君と一緒に変わらぬ季節と景色を
季節は変わっても変わらぬ景色
君と一緒に映画を見ていたソファも
君と並んで眺めた鏡も
君が聴いてたCDも
そして写真のなかで笑顔で寄り添う君と僕も
変わらぬ景色は2人で過ごした時間のなかに
忘れよう
だけどそんな努力はやめたんだ
君の笑顔でまた僕も笑えるように
それが僕の愛色景色だから
今でも君は愛しき人だから
そして君はこれからも
ずっと僕の愛しき人だから
- 2006年4月14日 02:27
- Poetry
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