どれだけの人に出逢ったのだろう
どれだけの人を傷つけてきたのだろう
どんなに距離を縮めたくてがんばったか
どんなにがんばって距離を縮めようとしたことか
でもがんばりすぎた
でもがんばりすぎてたみたいだ
そんな僕は1人で結局空回り
そんな僕は1人で木陰で休憩してた
がんばることが偉いと思ってた
がんばることがイイコトなんだと思ってた
だけど違ったみたいだ
そんなことは全然必要ないみたいだ
僕は僕のままで
僕は僕のままで
ほんの少しの距離がいる
ほんの少しの遠慮がいる
ほんの少しの時間がいる
がんばることが偉いだなんて
間違いだって気づいて
それに気づくのが遅すぎたなんて気づいたり
それともそれ自体が間違ってるのかとも思ってみたり
がんばってる時 ホントの自分がいたような
ホントの自分と向き合ってるような気がしてた
だけどもう1人の自分がそいつに向かって言うんだ
「バカげてる」って
僕は僕のままで
がんばることができたなら
僕は僕のままで
がんばれる
「偉い」だなんて思わない
それが僕だと気づけたら
それが僕だと言えるから
「偉い」だなんて思わない
木陰からそっと静かに立ち上がるとき
音もなく景色だけがサラサラと
陽射しに揺れる木の葉の影に重なった
必死になってしがみついて
そこにずっと居座るなんてバカげてる
気楽にいこうよ 僕の散歩道
気楽に歩こう 僕のいつもの散歩道
- 2006年4月26日 12:54
- Poetry