そんなにたいしたことじゃない
人ごみのなかですれ違う人と視線も合わないことなんて
誰かが死んでも涙のたった1粒もこぼれてこないことも
笑顔のなかに埋もれた泣き顔見つけられないことだって
だけどそれじゃつらいんだ
伝えたいこと涙以上にたくさんある
笑顔よりもいっぱいある
誰もがそれを心に抱いて生きてんだ
そんなにデカいことじゃない
背中を丸めて歩いてくおばあちゃんに微笑みかけてみることも
笑い合ってる恋人たちに自分のなかのクラクションを鳴らしてみたり
黙ってこっちを見上げてる真っ赤な目をした子供の頭を撫でることも
だってみんな生きてんだ
ありふれてても優しい気持ちに触れていたい
笑顔に表も裏もないだろう
誰もができれば笑い合って生きてたいんだ
今はまだ何もかもが手探りで
なにを探してるかもわからずに
あっちへ行ったりまたこっちに戻ったりの毎日で
悪あがきのようにかき集めていくもののなかに
たとえばその答えがあったとしても
それがそうとは気づけないまま
ただ疑問ばかりを拾いあげてる
ホントの愛とは何なんだ?
どうして僕はここにいる?
生きてく理由はどこにある?
どうして僕は生まれてきたの?
そして僕は誰なんだ?
だけど
誰かに訊いても誰も教えちゃくれないし
またほかの誰かに訊いてごらんて言われるし
要は誰も知らないし
だからきっと
それは自分で見つけていかなきゃならないことかもしれないし
自分はたった1人なのに
答えはそうじゃないかもしれない
もしかしたら自分だってたった1人じゃないかもしれない
永遠をいつも求めるけれど
自分は違う。そうじゃないって
求める人にはそやって諭してしまうように
もしこの世界のどこかの誰かと見つけていかなきゃならない
そんな答えがあるのなら
きっとその答えもこの世界のどこかにあるはずなんだ
でも世界中の人たちがみんなで見つけていかなきゃならない
そんなモノもあるよな気がする
だけどそれはどうやら毎日テレビをつけてニュースを見てればわかるような
そんなことではなさそうだ
右も左もわからないなら
とりあえず今は前へ進んでみるとしようか
どこかで壁にぶつかってしまったのなら
とりあえずそこをたたいてみようか
もしかしたら秘密の抜け道があるかもしれない
そこで空を見上げてみたらそこにはそんな壁はなかったりして
だけど僕は秘密の逃げ道探してばかりだ
答えはきっとわかってる
たった1つ
みんなで見つけるものは
そう、たった1つ
自分探しの旅へ出よう
だけどまだ僕はその支度もできてない
なにをどうすりゃ自分ってやつが見つかるのかもわかってない
だから僕はどうしょもない
だから僕は手探りだ
- 2006年4月10日 06:25
- Poetry
ランキング参加中なので。
単語連鎖
- ありふれてて
- ある?
- いつも
- おばあちゃん
- かもしれないし
- きっと
- この世界
- すれ違う人
- そうじゃない
- たいしたことじゃない
- ただ
- たった1人
- たとえば
- だけど
- だって
- つらい
- とりあえず
- どうして
- どうしょもない
- どこか
- どこに
- みんな
- もし
- もしかしたら
- わからない
- ニュース
- ホントの
- 世界中の人たち
- 今
- 今は
- 伝えたいこと
- 何なんだ?
- 何もかも
- 僕は
- 優しい
- 前へ
- 壁
- 子供
- 微笑み
- 心
- 恋人
- 悪あがき
- 愛
- 手探り
- 抱いて
- 探して
- 支度
- 旅
- 毎日
- 気づけない
- 気持ち
- 永遠
- 求める
- 泣き顔
- 涙
- 理由
- 生きて
- 生きてく
- 生きてたい
- 生きてんだ
- 生まれてきたの?
- 疑問
- 目
- 空
- 笑い合ってる
- 笑顔
- 答え
- 自分
- 自分で
- 表
- 裏
- 見つけて
- 見上げて
- 視線
- 触れていたい
- 誰か
- 誰なんだ?
- 誰もが
- 誰も知らない
- 諭してしまう
- 進んでみる
- 違う