未練

未練なんて何もない

ただふと意味もなくさりげなくあなたを思いだすのが多くなっただけ

そんなときはわたしの好きな歌を聴いてみるけど

それはいつの間にか2人で聴いたあなたの大好きだった歌


いつの間にか現れて いつの間にか消えてった

理由なんてわからない

うしろ姿を追うだけでそれさえ探す余裕もなかった

この小さな胸の奥であなたを想い

自分のためにもあるはずのわたしの心のなかにも

ゆとりがなくなりかけていた

あなたがあふれすぎていた

自分のものをあなたに捧げすぎていた

受け取るものはあなたのぬくもりだけでいい

現実なんてありもしなくて

まるでそこから逃げるように鬼ごっこ

わたしは鬼 そして違う

あなたを追い わたしを追った

でもあなたが去ったとき

わたしは自分だけを追っていた

自由を手にするわたしの理由を探すために

あなたの抜け殻さえも見つけられずに


憎むこともできなかった

これだけ傷を背負わされて

どれだけ涙を流しても

未練なんて呼びたくない

だけどあなたを忘れたくない

だからあなたを忘れない

  • 2006年4月11日 01:08
  • 松田拓弥
  • Poetry

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