2007年4月の文章リスト
“ 2007年4月 ” 分の文。
“存在” ── この字の読み方。
僕は君が思ってるよりきっと強いよ
だけど僕が思ってるよりずっと弱いんだ
君は弱い
すごく弱い
僕が思ってるよりずっと弱い
なにか些細なことでもすぐに涙があふれたりたり
痛いところを突つかれたらすぐムキになって怒ったり
そういうんじゃなくて
違う
具体的に言ってあげる
君は走れないんだ
いつものんびり歩くだけで止まれもしない
時には急ぐことが必要だとも思ってない
ここぞってときの一歩も踏みとどまっていて
だからって引き下がりもしない
勢いをつけるだけで少し揺れるだけなんだ
それは不安という名の原動力
だけど君は動じない
それ以上に迷ってるから
自分がつけた勢いだけでなんだか満足してしまってるから
それ以上に自分がしたいと思うことを
どこからともなく見つけだしては
そこに逃げてくだけなんだ
何一つまっすぐ見れない
何をしても何を言っても
いつも君はグズグズだ
そしてそこで満足してる
いつも自分自身を信じきれてない
ホントに君は弱い
だけど僕には心強い存在なんだ
- 2007年4月26日 01:21
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がんばんね
どんなに自分ではがんばってるつもりでも
全然できてないときってあるよね
ってゆーか他の人がすごく思えたりなんかして
自分がダメに思えたりするときってあるよね
いいさ簡単
んじゃそんなの、やめちゃえやめちゃえ!!
自分に向いてないって自分でもわかってることやるのって
やっぱなんだかんだで苦痛じゃん?
好きでいたってつらいじゃん?
だったらやめちゃえ!!
きっと他にできることあるから
もっと好きになれることあるから
できることだけやってたら
ほんの少し自分が他の人よりすごいなんて感じたり
けっこう自慢なんてできたりしちゃって
気分も上々な毎日が送れそうなんだ
だってそれができんだから
できちゃうんだから
だけど抱きしめられないんだ
時にはそんな自分を嫌いになったりもしちゃうけど
好きだから泣いたり怒ったりできるんだ
っていうかすんげぇがんばって
がんばってがんばってがんばりすぎちゃって
もう疲れてヘットヘトになったとき
笑えてたら最高じゃん
なんもやる気しなくなって全然動けなくなっちゃってても
楽しいじゃん すげぇじゃん
すげぇ楽しいじゃん
家でカップラーメン一人で食べてるとき
突然むせたらなんか楽しくなっちゃう感じ
もう笑ってんだかむせてんだかもわかんなくなっちゃって
カップラーメンのうまいマズいも関係なくて
もうこのままでいっかーなんて
丸ごと壁に投げつけたくなっちゃう感じ
できることだけやってたって全然疲れねぇんだ
だってがんばるより先にできちゃんだから
でも全然がんばらねぇ
がんばったってしょうがねぇもん
壁にたたきつけたら自分で後始末しなきゃなんねぇし
カッコわりぃしダリぃしガセぇし面倒くせぇし
でも汚ぇカップラーメンの塊のなかから
500円玉みっけたぞー!!
- 2007年4月24日 01:24
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君と僕
君に嫌われるなんてそんなこと
絶対ないと思ってた
でも違ったんだね
最初から好きでもなかったんだ
ただいつもそばにいて
でもただそれだけで
嫉妬や気になることはあったけど
特にこれといった喧嘩もない
ほかの人を好きになったときもあった
近いようで程遠い
僕を見てるようでいて
いつも僕を透かしてた
僕もきっと君を通して誰かを見てた
比べたりして勝った負けたもないけれど
必ず君はそこにいるんだ
君から恋を聞くたびに
君が好きな人の話をするたび
僕はそれ以上の恋を語った
受け入れるには程遠い
だけど君が嬉しそうにしてる顔
僕も嬉しくなっていた
君が楽しそうに話す顔
僕も同じ気持ちだったんだ
僕と同じ二人なら
今も君はあれこれ世話を焼いてくれる
冴えない話もほかの何かをしていても
一応相槌だけは返してくれて
ご飯を作ってお弁当を届けてくれたり
寝れないときはメールをくれて
起きれない日は電話をくれる
いつも僕なんかを気にかけてくれている
きっと僕ら恋人みたいに見えてたろうな
でも僕と恋人になんてなったことないだろ
そう呼びかけたっていつも笑うだけだったろ
その笑顔をいつかは恨んだこともあった
でもそうじゃないって気づいてもいた
君に感謝すべきかな
ただ居心地がいいってだけで寄り添いあってちゃいけないって
強くなれって弱くなれって
ただいつも微笑むだけで教えてなんてもくれなかった
なんでだろう
なんだか僕のなかに
どんどん穴が増えてくような気がしてるんだ
また誰かと出会うたびにその数と同じだけ
君は一人のはずなのに
そう君が僕を形作っているかのように
でもホントは違うって互いが知ってる
離れることが前提で僕ら
きっといつもそばにいるんだ
だからって離れる理由は探してもない
そんなものは必要ない
またいつか君に新しい人ができたときは
またいつものように抱き合って喜ぶんだ
出会って別れて、そしてまた別れてく
愛でも恋でも友達でもない僕らの日々を
始まりで終わりのもう1つのパレードを
- 2007年4月19日 02:33
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sine
同じ目線で見ていたはずが
少しずつそれが反射を始めて
いつかは自分に跳ね返ってくるような
天井みたいに感じてしまう
自由を手にしたはずだったのに
それも結局鏡のなかに見つけただけで
僕の目の前で乱反射を繰り返してる
誰もが幸せそうに見えてくる
僕だけ取り残されてしまったようで
いつの間にか腰を折ってうずくまって
座り込んで膝を折って泣いてしまって
少しずつ気楽さなんかを引き寄せながら
今となってはそびえるような高い壁に
その背中を預けてる
自分で作った制限どおりに
誰にも迷惑かけないように
日常ってやつをやり過ごしてきたはずなのに
今は暴挙と思えるほどに笑い狂って空虚
夢手放して自由を手にしたはずだった
だけど夜も眠れないんだ
三角形しか作れなかった母のおにぎり
今はコンビニで買ったそれの角を噛み砕きながら
空腹を満たすだけの味気なさを感じてる
「がんばらなくていいんだよ」っていつだって
でも今は3つの点で体を支えるたたずまいから
もうずっと昔にはずしたはずの左右の補助輪
今もまだ僕のどこかに見えてんのかな
僕のなかから伸びた影が
いつの間にか光を制限するようになっていく
きっと僕が見上げていたのは
それすら僕が反射させてるだけのものだったんだ
わかったよ
でもどうしよう?
わからないや
でも立ち上がろう
変わらないさ
くすぶり続けて鏡を磨いていたのなら
もっともっと光を受けて
きっとずっとサイン送れる
そして僕も受け取れたのなら
そっとそこで制限のない眠りにつこう
- 2007年4月17日 07:16
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優しい風
きっと僕ら
真正面からぶつかりすぎてしまってたんだね
君の痛みも僕の痛みもそっちのけで
そうすることでしかわかり合えないなんて思ってたのかな
時には疲れ果ててしまうほど
ただ気持ちのままに向き合っていた
それはきっとなにかを奪い合っていた
自由より気持ちよりもっともっと大切な
気持ちをぶつける言葉よりももっともっと
いつも君は僕のことを聞きたがった
そして僕は君のことを知りたがった
君を思えば思うほど
僕自身が消えていった
ふとした瞬間、孤独なはずが
いつも君はそこにいた
君がいる安心感から
自分自身と向き合うことを忘れてしまっていた
君もホントはすごく傷ついたんだろ
知らず知らず自分の痛みを君にぶつけてしまってた
感じたことをうまく声にできないままに
「わかってほしい」とは違う言葉で
僕もきっと同じ気持ちだなんて
君は欲しいものを期待するんだ
僕のなかに君を見ていて
そやっていつも自分自身に話しかけてる
解決策はわかってる
言われなくてもわかってるって
だけどそれを僕にも求める
僕はその答えを君のなかに探してた
だけどお互い求めただけのその全部を
無理だとわかって受け止めようとして
沈黙のなかで微笑むんだ
だけど心のなかにわだかまりを隠しただけで
互いに素直になりすぎたこと
それをいつも後悔するんだ
傷つくことでしか理解できなかった
傷つけることでしか自身を伝えられなかった
自分を信じてやれなかった
なにもかもをわかち合うことでしか
君を感じれなかったんだ
出会い方や別れはいい
優しい風が吹くたびに
僕は君を思いだすから
あんなふうにぶつかり合って
泣きじゃくっても理解しようとしてくれた
ぬくもりだけの存在みたいな君が忘れられないんだ
泣いても泣いてもぶつかり合って
そうして互いを受けとめ合うんだ
苦しんだ
ホントにすごく苦しんだ
わかってほしい
もう君を愛さないから
そばにいるのにつらいだけの日々だった
だけどそんな君が好きだった
- 2007年4月16日 09:16
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誇り
君のために僕は死なない
きっと君の一生を
縛りつけてしまうから
僕は君の傷みになりたくない
「不死身」だなんて
いまどき子供だって信じないような
全然笑えない冗談だけど
僕は本気で強がるよ
せめて君を守れるぐらい
いつもせっかちに動くくせに
必ずなにか忘れるところも
いつも切りすぎる前髪も
それを嘆く君の不安も
なにもかもが好きなんだ
君が送りつけてくる君のすべてと
僕が描く君のすべてを
僕は全部受け止める
間違っていたっていい
君のかけらの何一つ
そして君を支える一人ひとりが
僕にとって大切なんだ
ふと立ち止まって君を想うと
君を僕を取り巻く人たちまで浮かんでくるんだ
背中や掌、時には声。
微笑んでたり考えてたり。
苦しんでいる人もいる。
いつか君が泣いたとき
僕は君を抱きしめるしか
受け止めることぐらいしかできなかった
自分でもバカだろうなと思えるほど君のこと。
君のこと、そしてまた君のこと。
だけど僕は生まれてきたんだ
わかりきった時間しかない
だからこそ君のそばからいなくならない
君がいつでも泣けるように
いつか君の誇りになれたら
また少し君を守れたような気がするんだ
- 2007年4月13日 01:29
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時代
なにもかもが光も当たらず
その下を影のように漂っている
それさえどこにもとどまることなく
移ろいながら太陽のようにまた昇る
なんだかんだ言ったって
いつも時代に翻弄されて生きている
なにを見てもなにをしても
つかんでいるのはいつもその影でしかない
世界を変えた大発明も
デカい夢を実現させた天才も
たまたまそのとき雲の隙間に
お天道様があっただけさ
通り雨
気まぐれで悪戯で
ねずみのようにすばしっこくて
そこにいる人間でさえも
その長いしっぽで巻いてしまう
ヒットチャートに並ぶ歌も
いつかは「古い」と笑われながら
やがては“時の人”と呼ばれながら
記憶からも消えてしまう
でも棚には別の誰かの笑顔がある
中古になって涙も笑顔も手から手へ
知らないことはいつも新鮮に今度はさらに映えるんだ
そしてまた誰もが口ずさむ歌になるんだ
あらゆる才能も誰もが知る偉人たちも
時代のなかで選ばれたんだ
真実でさえ決められる
きっと愛だってそのなかで生まれて消えるだけなんだ
だけどみんなそんな時代のなかで生きてるんだ
ドブのようでも海のようでも
這いつくばって時には泳いで
そしてまた新たな時代を築くんだ
生まれては消えゆく愛のなかで
精一杯に生きていくんだ
そしてまた愛を思い知るんだ
雲なんてない
みんながみんな太陽で
互いを照らし合いながら
時代は僕らを反射してるんだ
きっと光はみんなの上に降り注いでる
- 2007年4月11日 06:29
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腕
なんだかやけに天気がいいけど
今日はなんとなく君と閉じこもって過ごしたい
話そう 君を話そう
僕の知らない君の過去も
君が描く未来の姿も
君のすべてを見つめていよう
知らないことを話すとき
そして聞くとき
君はなにかを思い出そうとするように
なにもないところを見上げるね
そして少し猫背になって
嬉しそうに笑うんだ
少し寒いと木洩れ日のように差し込む窓際へ
子供のように這っていくのも今は恥ずかしくないんだね
凛とした顔立ちも隙のないたたずまいも
君の内面までは隠せないさ
そやって自分だけで勝手にどこかへ行ってしまうのも
突然まったく関係のないことを考えては話しだすのも
いつも僕の腕から離れたあとで
決まって僕に微笑みかけるんだ
君は窓の外のなにかを眺めてる
僕は君に寄り添ってそっとその背中を抱きしめる
君は僕のその腕を見つめながら
掌でゆっくりなぞって手をにぎる
そしてまたなにも言わず窓の外を眺めるんだ
それでいい
それがいい
君は僕に安心していて
もしいつか僕を振り返ったとき
その目に涙を浮かべていても
それを拭ったりはしないから
- 2007年4月10日 01:14
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