2006年4月の文章リスト

“ 2006年4月 ” 分の文。

僕の心から伸びた端は どこに結ばれるのかな?
いくつの結び目ができるのかな?
今までにいくつできたかな?
途中でほどけたいくつかも数えて……

僕らの関係を絆で結んだら
僕らの糸はどれぐらいの長さかな?
僕らの糸はどれぐらいの太さかな?
僕の糸は強いのかな?

自分だけじゃ何もわからないけど
キミはいつも笑っててくれるよね
僕のわがままも独り言でも
キミはちゃんと耳を傾けてくれるよね

いつも一緒なんて思わないけど
いつか一緒に ずっと一緒に歩けたら
どんなときにも雪が降って
春に溶けても僕らのまわりであたたかく降り積もるはずだから
これからもずっと一緒に歩いてゆこう

永遠を見つけられたら
それはきっと永遠を信じれたことになるのかな?
信じることが あとから過去と呼べるようになるのかな?
不思議と僕はキミとのことを過去と呼べない
それはキミと過ごす今が一番だから……

僕だけじゃない
僕とキミから伸びた糸はどこに続いてるのだろう
僕とキミから伸びた糸はどこまで続いているのだろう
きっとまたそこでも結び目ができてると思う
そうだといいね

キミが今 すぐ隣にいることさえ信じられる
なにもかもを信じてみる 信じてみたいと思えるんだ
キミがもし消えてしまうようなことがあれば
僕の心につながった糸も消えて
降り積もる雪も冷たくなって
僕の心も凍りついてしまうかもしれない

でもきっとキミはこう言うだろうことはわかってる
「結ぶことにこだわるな」
そして笑う
「糸は結ばれるためにあるんだから…」
また笑う
「…ほつれたって、糸は糸さ」
どんな顔をするのかな?

キミの糸になにかが触れれば
僕にもそれを伝えてほしい
僕の心がそれで揺れたら
そんなときはいつもの店でコーヒーでも飲まないか?
小さなミルクをほんの少し高いとこから落としながら……
それを二人でかき混ぜよう

この糸がずっとずっと切れないように
僕はいつもキミの心のなかにいる
キミはいつも僕の心のなかにいる
この糸がある限り……

  • 2006年4月30日 23:59
  • 松田拓弥
  • Poetry

煙のように

すべては煙のように……

人生1つ、煙のように……
意志1つ、煙のように……
気持ち1つ、煙のように……
その日感じたこともまた1つ…

魂1つ、さまようことなかれ……
煙のように舞い上がれ……

なにもかもが1つなら、
真実もたった一度きりならば、時とともに去りぬ。
煙のように、時もまた去りぬ……

自信はある
漠然とした不安のように、自信も同じくらいにある。
それが、自分が追かけている【夢】というやつで、またその影かもしれない。
それもまた煙のように消えては浮かび、また消えては浮かんで、昼と夜でも見えるものが変化して、やがて煙がカタチとなり、また今日も煙草を吸うのではないかとさ。
そうだとさっ。

そう、すべては煙のように……
自分の呼吸で形をつくる……

  • 2006年4月30日 16:36
  • 松田拓弥
  • Poetry

手紙

うっすらと冷たい霧が煙る朝
季節の風に包まれて
舞い上がっては静かに重なるもう1枚と
初めて書いた手紙の記憶が結ばれて
褪せた季節が彩られてゆく
まるで言葉を知ってるように枯れ葉が風にさらわれて
心のなかへとにじんでゆく

風が途切れて乾いた地面にそれが落ちてしまったのは
その2、3行の空白に
たった1つのすれ違いを知ったとき
小さな音が氷の上をひきずったあと
たった1度視線をそらした瞬間に
それは大きな風となって
また枯れ葉は舞い上がった

季節はめぐる
水たまりのうすい氷が溶けてみれば
そこはまた冷たい風にさらされるけど
もう2度と凍りつかせることはない
たとえ薄くてもろくとも
閉ざされた氷の下では
ただの水さえあたたかい

  • 2006年4月30日 10:44
  • 松田拓弥
  • Poetry

LADY

やわらかな曲線

空と海の隙間みたいに美しい


優しい口唇

紅いジュースをこぼしたように濡れている


その奥を隠しながら透きとおる瞳

なにも見ずに風のように流れてゆく


ちょっと他人のかおりが漂う髪

自分のなにを隠すか戸惑うように


いつも生まれたてのようなにおいがする

だけどその胸 悪魔のようになんでも抱ける


もっとも美しく聡明な天使が地上へ降りて悪魔になったという

天の光で大地の影を大きくしたのか

それともそれは男の偉業と言えるのか

闇夜に爪が突き刺さる


いまだに【女】って字がうまく書けない

いつもどこかバランス悪くて何度も何度も書きなおす


いつか完成するのだろうか

なにもかもが自問自答

いつか終わりがくるのだろうか

始まりさえもわからぬままに

いつかすべてが見えるのだろうか

髪に隠れたピアスのように


ちょっと年が上ってだけで、それだけやけに気にしてたろ?

なにもわかっちゃいないんだよ、本当に……

  • 2006年4月29日 23:36
  • 松田拓弥
  • Poetry

真夜中の恋人

ひさしぶりに強くて熱い陽射しを浴びた。

でも、あなたのためにこの陽射しを浴びなければならないのなら、僕は、夜と孤独を選ぶ。

  • 2006年4月29日 13:01
  • 松田拓弥
  • Poetry

合図

合言葉は「ムリしない」


ぼくは憎まれたって構わない。

誰かが笑ってくれればそれでいい。

ぼくはムリしたって構わない。

みんなが笑ってくれればそれでいい。

どうしたってムリしちゃうから笑ってほしいときもある。

どうしてもムリできないときはみんなで笑っていてほしい。

誰かが、みんなが笑ってくれれば、それはぼくのムリじゃなくなるから。

笑っていてくれればそれでいいんだ。

  • 2006年4月28日 18:58
  • 松田拓弥
  • Poetry

It's me, It's you

ひとりぼっちじゃ生きていけない……

孤独を愛するって殻に覆われてるだけなのだから……

それが僕……そして、君も。

  • 2006年4月28日 13:34
  • 松田拓弥
  • Poetry

It

人間にとって一番必要ないものは、その【心】である。

と同時に、それを失うと、それがもう人間じゃなくなることも、人間は知っている。

  • 2006年4月28日 04:38
  • 松田拓弥
  • Poetry

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